熊取町に住んで25年になりますが、今年はじめて大森神社へ初詣に行きました。
元旦の午前10時。境内には長い参拝の列ができ、想像以上の人出に正直驚かされました。
これまで、だんじり祭りや七五三など、行事の一部としてお参りすることはありましたが、「元旦に、初詣として訪れる」という経験は今回が初めてでした。
同じ町に長く住んでいても、足を運ばない場所、深く知らない場所があるものだと、あらためて感じました。
大森神社は、熊取町大宮に鎮座し、かつては雨山神社・野田神社と並び、地域の信仰の中心を担ってきた神社です。
江戸時代には熊取庄の惣社とされ、現在も熊取町全域を氏地としています。
普段はあまり意識しませんが、だんじり祭りや十日戎、七五三といった節目の行事を通して、私たちは自然とこの神社と関わってきました。
元旦の境内に集まる多くの人の姿を見て、「大森神社は今も生きている場所なのだ」と実感しました。
一方で、頭をよぎるのは現実的な課題です。
人口減少が進み、だんじり祭りをはじめとする地域文化を支える担い手は年々少なくなっています。
町の財政状況も厳しく、文化や祭礼に十分な予算を確保することが簡単ではないことも事実です。
それでも、元旦の賑わいを見る限り、「関心が失われた」とは思えません。
問題は、関心を“関わり”にどうつなげていくか、という点にあるのだと思います。
神社や祭礼は、誰か一部の人が頑張るだけでは続きません。
「残したい文化」として意識し、守り、伝えていこうとする人が少しずつ増えていくこと。
その積み重ねが、町の未来を形づくる力になるのではないでしょうか。
大森神社を初詣で訪れた今年の元旦は、
熊取町に住む一人として、地域とどう向き合っていくのかを考える、静かなきっかけになりました。
※ 大森神社の由緒や歴史、祭礼の詳細については、別途NOTEにまとめています。
ご関心のある方は、そちらもあわせてご覧ください。







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